間違ってても、愛してる
それでも、いつかまた愛情を受け取れると信じていた。

だけど、いつまで経ってもその日は来なくて、私の心は折れかけていた。



寂しくて、心のどこかで支えを探していた。

誰かに愛してもらいたかった。

藤井君はそれに気付き、私に手を差し伸べてくれた。

だから、私はこの手を離したくない。



肌から直接感じる体温に幸せを感じる。

この安らぎは嘘じゃないと思う。

彼の全てが愛しくて、甘く、熱い愛し方に、身体ごと蕩けてしまいそうになる。



夢中で抱き合ううち、何も考えられなくなるほど、頭が真っ白になって行く。

「今夜だけ」と思っていた気持ちが、プツンと音を立てて弾け散る.......
< 10 / 13 >

この作品をシェア

pagetop