ニンゲン釣りゲーム
真紀は鉄臭い血をふきだしながら、そのまま仰向けに倒れこむ。

彩乃は、座りこんだ由美の肩にヤリを一突きした。
ズブリと、音をたてて、由美の肉にヤリが侵入していく手ごたえが、たまらず、彩乃の背筋は興奮で震えていた。
由美は恐怖にゆがんだままの、みっともない顔のまま死んだ。

辺りが、一面血だらけになる。

「ぐぐぎぎ……」
「うっ、ううう……」

致命傷に至らず、由美と真紀はかろうじてだが、生きていた。
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