ニンゲン釣りゲーム
それを見ていると、殺虫剤をかけられても生きている汚らしい虫が思い浮かんだ。

「キモイ」と彩乃は吐き捨てるようにつぶやく。
動かないようにしてしまえばいいんだ、と思いついた彩乃は、そこら中にあったヤリを次々と由美と真紀の身体に刺していった。
そのたびに、「うあああっ」とふたりは大きな声をあげて、うめき、身体がビクンッとのけぞっていた。

10本以上、ヤリが突き刺さった身体は、まるでローソクのささった誕生日ケーキのようだった。誕生日が近いから、ぴったりだと彩乃は笑う。

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