「私は貴方のモノ」【完結】
ポケットから携帯を取り出す。
そこにはたくさんの着信と、メール。
相手は陽子と、大学の奴ら。
俺はそれらを無視して、電話をかけた。
『もっしもしー』
「……あ、梓か」
『うん、そうだよー。彬、大学どうしたの?』
「ちょっとな。今どこ?」
『えっ?彬から珍しい!今ね、いつメンで8にいるよー。
でも、そろそろカラオケ行こうかって話してたとこ』
「……」
『来る?彬来たら喜ぶよ!』
「ああ、行く」
『待ってるね』
車に乗って、梓達の元へと向かう。
クダラナイ事で笑って、何も考えたくなんてなかった。
辿り着いたカラオケBOX。
梓と合流すると、中には思ってたよりも人数がいて馬鹿騒ぎしていた。
タバコとアルコール。
それに、男女。
「彬、最近なんか付き合い悪いからなあ」
梓の隣に座ると、開口一番そうやって言われて俺は苦笑した。