「私は貴方のモノ」【完結】


「ちょっとな」

「あ、そうそう。ショウと私、付き合うかもしんない」

「ふうん、やったじゃん」

「ショウ、イケメンだしー」

「そうだな」



あの男とならお似合いって感じはする。
以前会ったショウの事を思い出しながら、俺は頷いた。



梓の事、気に入ってたし。



「彬は?」

「は?」


突然そんな事を言われて、俺の頭にはハテナマークが浮かぶ。
梓は首を捻ると、顎に人差し指を当てながら話す。



「え。あの子と付き合ってるんじゃないの?」

「……あの子?」



それって、誰の事だ。



「あの、地味な子」

「……」

「あの子と一緒にいてから、彬付き合い悪くなったし。
だから、本気なのかと思ってた。違ってた?」

「……いや」


そんな変わらないとは思うんだが。
呼ばれれば行く事もあるし、それは前となんら変わりないと思う。
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