「私は貴方のモノ」【完結】
「一番は全く女の子を相手にしなくなった事だよね」
「……」
「前は適当に遊んで、適当に抱いてって感じだったじゃん?
だから、私も彬目当ての女の子とか結構呼んでたけど」
「……呼んでたのか」
「うん。呼んでた。だけど、それはお互い様でしょ」
てへって笑う梓。
都合良く利用する。
きっと、それは梓だって同じ事。
本当にこいつは、よくわかっている。
悪びれることなく言う梓に、くくって喉を鳴らしながら笑った。
「女の子紹介して欲しいならいくらでも紹介するからね」
「……ああ」
いくらでもって。
そこは突っ込まないでおこう。
その日、三本木の部屋に戻ったのは朝方だった。
ガチャリと三本木の玄関の扉を開けて、中へと足を踏み入れる。
部屋の中は真っ暗で、どうやら三本木はいないみたいだった。
明日は適当に洋服でも買って来よう。
そう、決めると俺はソファに横になって眠りに就いた。