「私は貴方のモノ」【完結】

翌日、太陽が上がり切った頃に目を覚ました俺は風呂を借りると外へと出た。
三本木はまだ帰ってないらしい。


あいつも顔、広いだろうからな。



適当にデパートに向かうと、いくつか洋服を購入する。
どれだけいるか、わからない。

だから、本当に適当に。


足りなければその都度、購入すればいい。



もっと暇を持て余すかと思っていたけど、意外と人と会っていたから時間を潰せた。



その間も、陽子からの連絡は途切れる事なかった。
一度、電話に出たけど相変わらずタエについて。


タエはどうしたとか、タエをどこにやったのとか。


今はタエについて、考えたくない。
だから、それ以降電話には出なかった。



タケル達と騒いで、三本木の部屋に到着した俺はいつも通り眠りに就く。
だけど、その日は違っていた。


聞こえて来たのは、話し声。と、甘い声。


「……っ、」


どうやら、三本木が誰かと行為に及んでいるらしい。
ソファから起き上がった俺は眉を顰める。


テーブルの上には酒の空き缶が散乱していた。

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