「私は貴方のモノ」【完結】

そう言ってから、すぐに梓の隣へ並び進んで行く。


「彬、女の趣味変わったの?」

「いや」

「何か、だっさい子。彬には勿体ないよ」

「……」

「彬、あんな女で解消してるの?いつでも私が相手するのに」

「梓だけはやめておく」

「何それ」

「お前抱いたらどっかの男に刺されそうだ」

「あはは、ないよ~」



それから、梓と共に講義を受けてわらわらと集まって来る男と会話をした。
別に楽しくもなんともない会話。

大体が自慢話。


興味もない。


こいつらの話を聞くより、真っ赤に羞恥した顔を見せるタエを抱いてる方が余程楽しい。
歪んだ顔で、啼くタエ。


何でだろうか。
タエを見ると、欲しくて欲しくて。
欲望が溢れ出して行くんだ。
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