「私は貴方のモノ」【完結】
「俺、ブレックファーストセットでいいわ。タエは?」
「じゃあ、私も」
「…本当、真似っこ好きな」
携帯といい。
そこにタエの意思はない。
まだ眠いな。
少しだけ欠伸をすると、俺は思い出した。
そうだ。タエの生活必需品買おうと思ってたんだ。
適当に俺が買う事も出来たけど、女の趣味なんてわからねえし。
だから、一応タエも連れて行こうと思っていた。
「今日出かけるから」
「え?」
唐突にそう告げると、タエはキョトンとした顔で俺を見た。
「色々買った方がいいだろ?
ずっと俺ん家に住むんだから」
俺がそう言った瞬間、タエは口を噤む。
少しだけ視線を伏せる。
然程、気にせずに俺は続けた。