「私は貴方のモノ」【完結】


「……ご馳走様でした」


手を合わせて、完食したタエを確認すると俺は伝票を手にして立ち上がった。


少し後を付いて来るタエ。
会計を済まして、車に乗り込んだ俺はタエの頭を掴むと軽くキスをした。



「タエ」



それから、また唇を吸い上げる。
必死に俺のキスを受け入れるタエ。



上唇をぺろっと舐めると、タエは惚けた顔で俺を見つめていた。


薄く色付いた頬。
潤んだ瞳。


どうしたって、煽ってるだろ。それは。



もっと、くれって顔が言ってる。



「…くく、そんな物欲しそうな顔するなよ」


そうやって、笑ってやるとタエは目を見開き一瞬で顔を赤くした。
すぐに俺から顔を逸らすと、誤魔化す様にシートベルトをしめている。

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