「私は貴方のモノ」【完結】
「……可愛い」
タエが食器を見て、ぼそっと小声で呟く。
だけど、それをすぐに元の場所に戻して別の場所へ行こうとしていた。
はあ。遠慮する必要ねえのに。
俺は無言でそれを手にとった。
タエが可愛いと呟いたモノ、それを順々にカゴに入れていったらタエも流石に気付いたらしくそれからは口を噤んでいたけど。
何となく、欲しそうな顔をしてるモノは勝手にカゴに入れた。
俺の判断で。
それから、洋服を見るけど女らしいワンピースには一切見向きもしない。
タエの目に留まるのは、決まってデニムやパーカー等だ。
色気なんてあったもんじゃない。
別にそういった格好が嫌いなわけじゃないけど。
嫌がるタエに無理矢理ワンピース着せてえ。
俺は絶対タエが選ばないだろうワンピースを手に取ると、それをいくつも購入した。
あまり露出のあるモノは避けて。
他の男にタエの肌を見られるのはいい気分じゃない。