「私は貴方のモノ」【完結】

だけど、その中の一枚はタエに似合うと思った。


ふんわりとしたシルエット。
淡い色のワンピース。

ピンクならきっと、似合わなかっただろうけど。
それは薄い黄緑色で、カジュアルな格好を好むタエにも似合うと思った。



持てないモノは配送にして、家に帰宅するとタエは嬉しそうに今日買って来たモノを整理していた。


その姿を見て、ふっと笑うと俺はポケットから携帯を取り出す。
そういえば、今日一日見てなかった。



【彬か?お前に会いたいってヤツがいるんだけど。】



そう連絡が来ていた。
相手はタケルだ。


前に梓が言っていたヤツ。
大学も一緒で、よくつるんではいる。



【誰?】

【陽子って子】



陽子?知らねえ。
初めて聞く。まあ、いいや。誰でも。
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