すずめ日記
1人始めた店の掃除。

手伝う人が1人増え2人増えていき、学生も従業員もバイトも皆で行うようになった時には、嫌がらせも殆どなくなっていた。

新聞配達を始めて2年近くなっていた。


その年の2月。

神戸港に船が着き、僅かな時間を割いて大阪に訪ねて来てくれた父。開口一番、「まさか2年間、やり遂げるとは思わなかったよ」と静かに笑った。

「お父さんの娘だもん!」ただ、一言自慢気に応えた。

「人生は積み木のようだな。1つ1つ自分で積み重ねていかなければ幸せは築けない。途中で投げ出して崩してしまえば、また1から積み直しだ。これからが本番だな。息抜きに1度、帰ってきなさい。お母さんも待ってるぞ」

久しぶりの父との会話。出発日と変わらない厳しくも凛とした父の顔が優しく微笑んでいた。
< 113 / 113 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

金木犀のエチュード──あなたしか見えない
竹久祐/著

総文字数/47,453

恋愛(学園)128ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
白いページに そっとあなたの名前を書き入れ 消しゴムで消した うっすらと残った鉛筆の跡をなぞる あなたへの思いが 愛だと気づいていた……
風の詩ーー君に届け
竹久祐/著

総文字数/132,012

青春・友情372ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
作品名 【風の詩】 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ 理久 「伝説って何だよ?」 詩月 「うちの学園にあるんだって」 郁子 「神話のオルフェウスに似てるのよ」 安坂 「裏門の像がね」 詩月 「BGMはJupiterなんだ」 郁子 「えっ、ロマンスなのに?」 理久 「いいんじゃないか?」 安坂 「万葉集の防人の歌を思い出すよね」 郁子 「ヴァイオリンロマンスでしょ!?」 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ ◆周桜詩月(音大1年) Nフィル交響楽団、 新進ソロヴァイオリニスト .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ 【風の詩】 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ ★レビュー、ありがとうございます *藍里まめ 様 *aona 様 *愁檎 様 *熊川なおたか 様 *立花いずみ 様 *椎名ゆず 様 ★感想ありがとうございます *椎名ゆず 様 *楼音りる 様  *Piine 様 *藍里まめ 様 *aona 様 *愁檎 様 *熊川なおたか 様 *森小枝 様 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ ★ポエムありがとうございます *aona様
金木犀のアリア
竹久祐/著

総文字数/83,743

青春・友情235ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
作品名【金木犀のアリア】 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ カフェ「モルダウ」に現れる白い猫 猫は電車に乗り、様々な場所で目撃されている 神出鬼没の白い猫 猫はチャイコフスキーを聴きにくる…… リリィとアランの思いを抱いて 時をこえた愛は奏でられる 【金木犀のアリア】完結 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ 詩月、高校3年の秋。 チャイコフスキー作ヴァイオリン曲 「懐かしい土地の思い出」 ほのかに金木犀が香ってくる。 甘く優しい香り ヴァイオリンの音が 切なく悲しく、心に響く すっと、背筋を伸ばしヴァイオリンを弾き始めた詩月 カフェ・モルダウ リリィの愛した曲が奏でられる 【金木犀のアリア】 .:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜ ※感想ありがとうございます *熊川なおたか 様 *囲 章文 様 *氷月あや 様 *叶 遥斗 様 *黒猫○ルビー 様 ※レビューありがとうございます *囲 章文 様 *叶 遥斗 様 *黒猫○ルビー 様 *bi‐ko☆/ 様 ★イメージポエムありがとうございます *囲 章文 さま

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop