勝手に古今和歌集
心臓をわしづかみにされたようにどきりとしたものの、次の瞬間、それはないなと確信した。
なぜなら、
サトシはものすごく面倒そうな顔をしていて(彼女と一緒に帰るというのに、あんな不機嫌面をするはずがない)、
夏木さんのほうも、俺に向けるときのような恥じらいなんて欠片もない表情を浮かべていたから。
「クレープとか食べて帰りたいな~♡」
サトシの腕をがっしりと掴んだ夏木さんが、いつになく高めの声でそんなことを言っている。
サトシが「はあ?」と眉をひそめ、顔をしかめた。
やっぱり、大事な彼女にあんな反応をするはずがない。
俺は少しほっとする。
きっと、なにかの罰ゲームとかで、サトシが夏木さんにおごるというような展開になっただけだ。
なぜなら、
サトシはものすごく面倒そうな顔をしていて(彼女と一緒に帰るというのに、あんな不機嫌面をするはずがない)、
夏木さんのほうも、俺に向けるときのような恥じらいなんて欠片もない表情を浮かべていたから。
「クレープとか食べて帰りたいな~♡」
サトシの腕をがっしりと掴んだ夏木さんが、いつになく高めの声でそんなことを言っている。
サトシが「はあ?」と眉をひそめ、顔をしかめた。
やっぱり、大事な彼女にあんな反応をするはずがない。
俺は少しほっとする。
きっと、なにかの罰ゲームとかで、サトシが夏木さんにおごるというような展開になっただけだ。