俺様上司は、極上の男!?
私は唇を噛み締め、一呼吸ついてから、顔をあげた。
「裕太が好きなら、私に未練を見せないで。私たちの友情は終わり。これは、もう変わらない」
「私を許せないのはわかる!自分でもひどいことした挙句、何言ってるんだろうって思う……!」
朋子が激した声で言い募る。
「だけど、つぐみちゃんが好きなの!つぐみちゃんがいつか私を許せる日がきたら……また仲良くしたい……」
「バカ。自己中」
私は遠慮なく罵った。涙を堪えているから、きっとものすごく険しい顔をしている。
「許せる日なんかこない。終わったものは始まらない。今後一切、私の前に姿を見せないで」
言いきると私は自分の分のランチ代を置き、テラス席からひょいっと道路に降りた。
朋子を置いてオフィスに向かって歩き出す。
会議の前に胸の中が嵐になってしまった。
落ち着かなきゃ。
私は居酒屋とラーメン屋の隙間の路地に入り、ひとり溢れてきた涙をぬぐった。