俺様上司は、極上の男!?




第2グループのフロアに戻ると、櫟課長が待ち構えていた。いつもの銀フレームのメガネを着用して、臨戦態勢だ。
会議前の最終打ち合わせをし、私たちは6階の大会議室へ向かう。結局、全然プレゼンの練習はできていない。


初めての役員会議は思ったよりスムーズに進行し、私が5ヶ所くらいトークを噛んだ以外に大きな失敗もなかった。
本部長もご機嫌で、とんでくる質問に積極的に答えてるのは彼だった。
だいたい適当に答えた後、櫟課長の方を見て「そうだよな?」ってやるんだけど。
ともかく、無事会議終了!

はー、疲れた!
どうにか終わった。昼休みの動揺も影響してない。

ほっとしながら、5階の第2グループフロアに戻ると、いち早く小花が声をかけてきた。


「デザイナーの静原さんからお電話あったッスよ」


え?静原さん?
まだメールは送ってないけど、なんだかタイミングいいな。
何かあったかな?

デスクに戻り、メールフォームを開く。


私は凍りついた。

嘘。
私、メール送っちゃってる。
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