俺様上司は、極上の男!?
「わっ……私っ……帰ります!」
「帰るなって言っている。……でもそれは下心からじゃなくて……なんというか……おまえが本当に心配で放っておきたくないからであって」
語尾が小さくなる課長。
慌てたように、私を閉じ込めていた抱擁を解いた。
身体と身体の間に距離を作られ、困惑して見上げる私。
彼が何を言いたいのか見定めようと真剣に様子を伺う。
私から目をそらす課長の頬が……かすかに赤い?
「櫟課長……?」
「ああ、くそ。変なことを言った。気にしなくていい」
「あの」
「……無理せず、今日は寝ていけ。何もしない」
私は櫟課長の気持ちを知りたくて、無意識に距離を詰めていた。
課長は私の手首を戒めながら、珍しく狼狽している。
「早く布団に行け。こうしておまえに触ってだけで、俺もマズイんだ。理性がどっかにいきそうで。
……あー、そういうことが言いたいんじゃない」
嘘みたい。
櫟課長のこんな顔。
会社で貼り付けている鉄面皮はどこにもない。
薄茶の瞳、休日で洗いざらしにされたさらさらの茶色い髪。
私に触れる手のひらに、汗を感じる。
「帰るなって言っている。……でもそれは下心からじゃなくて……なんというか……おまえが本当に心配で放っておきたくないからであって」
語尾が小さくなる課長。
慌てたように、私を閉じ込めていた抱擁を解いた。
身体と身体の間に距離を作られ、困惑して見上げる私。
彼が何を言いたいのか見定めようと真剣に様子を伺う。
私から目をそらす課長の頬が……かすかに赤い?
「櫟課長……?」
「ああ、くそ。変なことを言った。気にしなくていい」
「あの」
「……無理せず、今日は寝ていけ。何もしない」
私は櫟課長の気持ちを知りたくて、無意識に距離を詰めていた。
課長は私の手首を戒めながら、珍しく狼狽している。
「早く布団に行け。こうしておまえに触ってだけで、俺もマズイんだ。理性がどっかにいきそうで。
……あー、そういうことが言いたいんじゃない」
嘘みたい。
櫟課長のこんな顔。
会社で貼り付けている鉄面皮はどこにもない。
薄茶の瞳、休日で洗いざらしにされたさらさらの茶色い髪。
私に触れる手のひらに、汗を感じる。