俺様上司は、極上の男!?
*
その日の午前中のことだ。
社内で業務中の私の前にどさっと荷物が置かれた。
「太刀川、荷物届いたよ。でっかいなあ」
先輩の男性社員・岩田さんに言われる。
待ちに待ったウェアのサンプルの第一段が届いたのだ。
「おお~これを待ってたんですよ~!」
私は段ボールの梱包を解き、中から出来立てのウェアを取り出した。
「うわっ!可愛い!」
近くを通りかかった新人の野際さんが歓声をあげた。
隣の席から小花も覗き込む。
「うおー、めっちゃイケてるじゃないスか。こういう感じ、今までのムドラではないッスよね」
「そうでしょ~」
私がまるで自分がデザインしたかのように得意になっていると、荷物を運んでくれた岩田さんが言った。
「せっかくだから、太刀川着てみたら?」