俺様上司は、極上の男!?
私は目を剥く。

着てみるですと?
このサンプルを?


「いやいやいや!これはこのまま、ムドラ本社に送るんですよ!」


「でも、実際着てみて雰囲気見た方がいいんじゃないか?」


「確かに、そうッスよね。着てみると感じ違ったってよくありますもん」


岩田さんと小花に言われ、いっきにおどおどする私。


「課長!着た方がいいですよねぇ?」


岩田さんが櫟課長のデスクに向かって声を張る。本社勤務は総勢12名。大きなフロアではない。
課長はこのやりとりを聞いていただろう。


「ああ、サンプルの出来の確認だ。何人か着てみろ」


相変わらずの冷たい無表情でおっしゃるではありませんか。

マジですか。

マジで職場でファッションショーすか。
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