俺様上司は、極上の男!?
「目が覚めたよ。他の女と付き合ってみて気づいた。俺の嫁さんになるのは、つぐみしかいない」


どうやら、この男は……私に寄りを戻そうと言いに来たらしい。
そして、あきれ果てている私を見て、なぜか「脈あり」と思っている様子。


「朋子とはなるべくすぐに別れるから、俺ともう一回やり直してくれないか?今度は結婚を前提に」


ぬけぬけと言い放たれたプロポーズ。

私は二の句がつけない。

バカじゃないの?
っていうか、私、こんな男のどこが好きだったの?

自分の見る目のなさに吐き気すらしてきた。

こんな男との失恋に泣いて、引きずりまくって、親友も失って、……バカもいいところだ。

裕太はここ一番のキメ顔で、私を見つめている。
このクソバカ二股男は、私が両手を広げて胸に飛び込んでくると思っていやがるわけだ。

このヤロー。
どんな言葉で徹底的に拒絶してやろうか……。

私が選び抜いた悪口雑言を口にしようと、息を吸い込んだ時だ。
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