俺様上司は、極上の男!?
完全に不審者と化して東横線の最寄駅に到着。
すると、スマホが振動していることに気付いた。
なんだろ。

何の気なしに表示を見ると、アドレスに登録のない番号だ。

誰だろ、これ。

仕事の関係だと困るので、一応出てみる癖がついてる私。

受話をタップすると、電波に乗って知っている声が飛んできた。



「つぐみか?」


裕太の声だった。
とっくに削除したアドレス。それが仇になった。


「悪いけど、忙しいから」


浮かれていた気分が吹っ飛んだ。
昨日、私と課長に騙され、逃げ帰ったはずの裕太がなぜ電話してくるのかわからない。


「たのむ!助けてくれ、つぐみ」


「意味わかんないんだけど」


「朋子のことなんだよ!今、朋子の部屋の前なんだけど、あいつ中に閉じこもってるんだ!」
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