俺様上司は、極上の男!?
朋子が自宅に閉じこもる?
それは裕太が締め出しを食らっているという状況?


「あんた何か言った?」


「……言った」


「なんて!?」


「泣いてばっかで辛気臭い。これならつぐみの方が良かった……って」


「この最低クソバカ野郎!!」


私は遠慮なく怒鳴った。
たぶん電波の向こうでは、この怒声に裕太がスマホから耳を離したことだろう。


「とにかく……そしたら、朋子がその場にあったフォアローゼスを一瓶一気飲みして……」


なんで、朋子の家にバーボンが置いてあるのか。
持ち込んだのは、彼女の家を私物化する裕太に違いない。


「化粧ポーチからカミソリを取り出して言うんだよ。『今すぐ出て行って。切りつけるわよ』ってさ」


「それであんた出てったの?」


「切りつけるとか言うから……」


我が身可愛さに素直に従ったってか?
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