俺様上司は、極上の男!?

「つくづく最低ッ！そんな状態の朋子が部屋に閉じこもってたら、自殺しかねないじゃない！」


「そ……そう思ったからつぐみに電話してるんだろ！？」


裕太は情けない声で言う。
なんてやつ。こんな時に別れた女を頼るってどういう神経だ！


「もともとは、俺たち3人の問題だし、つぐみなら今の朋子を止められると思うんだ。頼む！朋子の家まですぐに来てくれ！」



「なぁにが3人の問題よ！あんたたちが勝手に浮気して、私を裏切って、挙句こじれてんでしょ！？私には関係ない！」


それに私にはこれから、ものすごく大事な用事がある。
この2人を吹っ切って、新しい道を共に歩みたい人が、私を待っている。


「つぐみ、本当に本当に悪かった。でも、あいつが泣いてるのはおまえのことでなんだよ。おまえを傷つけて俺を選んだことを朋子は後悔してる。だから、おまえしか朋子を救えない！頼む、俺に力を貸してくれ！」


「やめて！勝手なこと言わないで！私、これから大事な用件があるんだから！あんたたちに関わってる暇ない！」