俺様上司は、極上の男!?
もう条件反射のように、
キスの瞬間、私は薄く唇を開け彼を迎える準備をしてしまう。

壁に押し付けられてのキスは、資料室でした以来。
課長の舌が私の口腔の奥深くまで侵入してくる。夢中で舌を絡め返し、息をつく間もなく唇を貪りあう。

いつだってこう。
この人にキスされたら、もう抵抗の意思なんか消えうせる。
わかっているから、課長は私にとびきりのキスをくれる。


「ん……んっ」


キスの合間の吐息が甘く変わる。
課長のワックスで動きをつけた茶色い髪に指を差込み、顔を引き寄せ、もっとキスがほしいとねだる自分が恥ずかしい。
だけど、湧き上がる欲を止められない。

課長の手が私の腰から這い上がる。春物のシャーリングブラウスの上から、彼のいたずらな手が私のあちこちに触れる。
胸の丘を這い回る手の動きが勿体付けたものであっても、私の吐息は容易に弾む。
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