俺様上司は、極上の男!?
「了介……ダメ」


「ダメじゃないだろ?さ、してほしいことは何?きちんと言え」


唇と唇の距離はほんの二センチほど。
この二センチで交わされるのは、会話よりもう吐息の割合の方が多い。


「……もう……わかるでしょ?」


私が甘ったるい呼吸の合間に言った言葉も、課長には通じない。
彼は妖艶な微笑で私を見つめるだけ。


「わかりすぎるほど。だから、言わせたい」


課長の手がするすると下がり、私の内腿に触れる。
熱を帯びるそこにたどり着くことはなく、腿を行き来する手に焦らされているのだと実感した。

触れて欲しい。
とろけさせて欲しい。
口に出せない恥ずかしい願望を飲み込む。


「了介……っ!」


「そうだな、選ばせてやろう」

< 281 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop