俺様上司は、極上の男!?
「ワインはあまり好きじゃないと言っただろ?」


課長は新しくきたグラスふたつに、濃い赤のワインを注ぐ。


「誕生日、おめでとう」


ワイングラスを手渡され、そんなことを言われた。

知ってたの?
なんで?


「河野恵子と鮫島小花がおまえに言っていたのが聞こえた。聞き耳をたてたわけじゃないぞ。おまえたち3人の声がでかいからだ」


「はあ、それで」


「先週の晩、おまえも自分で言っていたしな」


確かに言った。

『誕生日目前で彼氏に振られた』

って。
というか、あの晩を蒸し返さないでほしい。
お互い忘れましょうってことで、どうにかなんないのかな。

ん?待って?

じゃあ、このワインは私への誕生日プレゼント?
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