俺様上司は、極上の男!?
私は嫌な気分で、裕太の顔を見た。

裕太はニコニコと笑っていたけれど、目が笑っていなかった。

はあ、なるほど。


「5分ほどでしたら、外で」


「ありがとうございます!」


裕太がにこやかにお礼を口にする。

私は裕太を伴い、メグ子さんの心配そうな視線を感じながら、フロアの外に出た。

人目につきたくないので、場所を選ぶ。
6階のミーティングスペースはガラガラに空いていた。

ここならパーテーションで区切られていて、他の社員や客先から顔が見えづらい。
声はひそめて話せば大丈夫だろう。
他に二組打ち合わせ中だけど、離れたポジションにいる。

狭いスペースで向かい合った。

ちょっと前まで好き合っていた恋人同士。
今や、裏切り者と捨てられた女。


「なんですか?」


「つぐみ、本当にごめん。今日は謝りたくて来た」

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