俺様上司は、極上の男!?
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13時。打ち合わせが終わり、私と課長はバスで総武線の新小岩駅に戻ってきていた。
午前中には帰社予定だったのに、思ったより時間がかかってしまった。
打ち合わせが契約を視野に入れた本格的なものになったせいでもある。
「ここで決まりですか」
先ほどまでいた製造会社で決めるか。一応、お伺いをたてる私。
「技術、コスト面では及第点。あとは、サンプル作らせてみてだな」
サンプルを作らせるってことは、ほぼ決定でいいのかな。よっぽどのことがない限り、そうなるのかな。
今回委託しようとしている会社は、パターンの作成、サンプルの製造までは日本で行う。いざ、大量発注になるとインドの大きな縫製工場を稼動させるそうだ。
スポーツブランドの受注は初だけど、一般のアパレルメーカーの受注はだいぶ実績がある。
サンプルをムドラ側に見せてからだし、そもそもデザインのOKもでてないから動けないけれど、ひとつ案件が決まりかけ、ちょっとほっとする。
「電車が止まってる」
ぽつりと課長がスマホを見て呟いた。