俺様上司は、極上の男!?
私は改札前へ、電光掲示板のチェックに走る。
あ、ホントだ。
信号機故障で全線運転見合わせ。


「復旧までかかりますかね」


「わからんな。どうせ帰社できないなら昼飯にしよう」


課長は諦め早く、さっさと駅から離れ歩き出した。私は慌てて後を追う。
駅前の居酒屋でランチをやっているので、そこに入ることにした。

あーあ、今日は朝、パンを買ってきて会社に置いてあるのになぁ。
ふわふわのリンゴカスタードが夕食時には固くなってそう。

仕方ないんだけどねぇ。
こんなことなら、朝のうちに食べちゃえばよかった。

まだお昼時のメインタイムということもあり、空いているテーブル席がなく、小上がりの座敷に通される。
四人用の小上がりは狭く、畳敷きに薄い座布団が四組。

パンプスを脱ぎ、先に小上がりに入る。

後から課長が入り、障子をパタンと閉めた。

そして、なぜか向かいではなく、私の隣に座る。
< 91 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop