不良な君は私を守る
龍はフードの男を睨んで低い声で伝えた。
「ぜってぇ、あいつの敵をとる。そんでお前を救ってやる」
今までに聞いたことのない低い声で私はびくっとふるえた。どれほど龍がこの男のことを恨んでいるのか分かった。
【救う?なに言ってんだか…俺は正常だって、むしろ異常なのはお前だ。魔族が魔族にたてつくなんてな。】
「…異常なのはお前だってこといずれ分からせてやるよ」
【それは楽しみだ。待ってる】
フードの男は龍の唇にふれるかふれないかのところでそう答えると龍の腕を振りほどき空間を開いて消えていった。