魔導師の守護神


それに。



「レオンがこの世界で一番高いお給料貰ってること知ってるから、遠慮なく食べられるんじゃない」



私は笑顔でそう答えた。


私は身の上上、レオンの懐事情を知っているのだ。

だから、遠慮なく甘えられる。


そういう私も、この世界で二番目に高いお給料を貰っているんだけどね。



レオンに額を軽く小突かれてしまったが、こんなやりとりでさえ今は楽しく思える。

昔はこんなに笑える日が来るなんて思ってもいなかった。

笑顔でいられるこの瞬間を、とても大切に感じている。



私達はいつもの様に仲良く帰り道を歩いた。


目指すのは、自分達の部屋がある翡翠の寮。

名前の通り翡翠色をしている建物である寮を目指して、私達は帰路を歩いた。


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