夢幻泡影
「副長。」

「入れ」

山崎が土方の近くに座る

瑛をちらっと覗き見て、寝ていることを確認する

「〝瑛〟について、何もわかりませんでした」

「そうか。引き続き頼む。」

「御意」


瑛は少し目が覚めかけの朦朧とする中で

二人の声を聞いた



『山崎さんが、あたしを調べている?』



不安な気持ちを消すように

再び、夢の中へ









〝瑛!!信じなあかん!!〟






お千に抱きしめられる夢をみた
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