バレンタインは俺の生き甲斐やっ!
いくらのほほんとしているたっちゃんとはいえ、そろそろ嫌気がさしているにちがいない。



あたしはそんなことを考えて、いつもどこか不安だった。





そこにきて、バレンタイン。



たっちゃんのあの浮かれっぷり………






…………あー、あかん。



思い出したら、また腹立ってきた。




あたしが悪いねんけど、それはわかってんねんけど。





やっぱムカついてまうわ。






「ーーーミサキー?


怖い顔してどないしたん?」





「………なんもないわ」





「そか?」






たっちゃんはへらりと笑って首を傾げた。






そしてまた、「チョコレイトディスコ♪」と鼻歌を歌い出した。






………ムカつくわー………。




せやんな、たっちゃんはあたしなんかおらんかっても、いっくらでもチョコもらえるもんな。






< 22 / 38 >

この作品をシェア

pagetop