バレンタインは俺の生き甲斐やっ!
そんなこんなで、バレンタイン当日がやってきた。





4日前に、たっちゃんとはこんなメールのやりとりをした。






『ミサキさん、14日はどうしましょ』




『あたしバイトやけど』




『えっ!そうなん!?あの大イベントの日なのに!?』




『朝から晩までバイトや』




『まぁ、バイトならしゃあないな』




『急にシフト変わってん』




『そか、がんばりや』






バレンタインデーにバイトを入れてしまったことに対して一言も責めないということが、つまりそういうことなんや、とあたしを妙に納得させた。






たっちゃんはやっぱり、他のひとからチョコもらうことに全力かけてるんや。




今ごろ、老若男女に囲まれて、両手じゃぜんぜん持ちきれんくらいのチョコもろて、へらへら笑うとるんや。





だって、たっちゃんやもんな。






そんなことを考えながら、あたしは黙々と仕事をこなした。





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