バレンタインは俺の生き甲斐やっ!
恥ずかしさのあまりうつむいていると。






「………愛をこめーてー花束を〜♪」







唐突に降ってきた、呑気な歌声。







「…………は?」







あたしは怪訝な目つきで顔を上げた。




すると。






ーーーふわっ





目の前に、白っぽいふわふわしたものが現れた。






「え………?」






それは、真っ白な花束だった。






「………なにそれ……」






その花束を差し出しているたっちゃんに向かって、あたしは呆然と問いかけた。





たっちゃんがにこっと笑い、






「せやから、愛をこめーて花束を〜、スーパーフライやんか」






と、楽しそうに歌った。







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