バレンタインは俺の生き甲斐やっ!
「そーなん?


ほんやら、ちゅうしてええの?」






………なんっちゅう直接的な表現や。




こいつ、オブラートに包むとか、そういうデリカシーはないんかい。





「あ、ミサキ、真っ赤っか」





「うっさいあほ」





「あははっ、もー、素直やないなぁ」






睨みつけようと顔を上げた、その瞬間。









「…………わっ!!」






唇に触れた柔らかい感触に、あたしは叫びを上げた。





たっちゃんは真近でからからと笑って、






「♪バレンタインデー・キーッス♡」






と、あの名曲のサビを口ずさんだ。







………どこまでも緊張感のないやつや。





でも、まぁ………こういうとこ、好きや。





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