艶麗な夜華
悲しくて、悔しくて、情けなくて、


どうしようもない気持ちになっているあたしは、


後ろから車が来ている事に気が付かなかった。




「おい、そこをどけ」



そんな声に後ろを振り向くと、


そこには高級車。



そして窓の外に顔をだし、


こちらをにらみ付けている運転席の男は……


怖いくらいに美しい。




「す、すみません……」



慌ててその場に立ちあがると、


道路の端に寄り頭を下げた。
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