艶麗な夜華
そして車を降りて、


今、こうして道路にしゃがみ込んでいる。





馬鹿で頼りなくてお調子者の翔。



でも、そんな翔が大好きだった。



お皿を洗ってもらえば、


割る枚数の方が多いし、


火にかけた料理を見ていてって言えば、


煙が出ても見ているような人だったけど、


それでもあたしは翔が大好きだったんだ。



いつもあたしにべったりで、


犬みたいに忠実な翔。



さっき翔が言っていた事と同じ事を思うのはしゃくだけど、


この人の為にだったら、


なんでもしてあげたいって思っていた。


< 9 / 700 >

この作品をシェア

pagetop