艶麗な夜華
「どういう意味よ!」



「じゃあな!」



脇を通り過ぎて行く彼に思いっきり舌を出し、


コートを着ると歩いて家に帰った。





泣いてばかりだった今日1日。


家につくと、心も体もクタクタで。


メイクを落とそうと、


テーブルの上に鏡を置くとクレンジングを手に取る。



そして鏡に顔を映す。



「………なにこれ?」




そこには、目の周りが真っ黒になった酷い顔のあたし。






"その顔じゃ誰にもナンパはされないから大丈夫だろ"




………そういう事か。
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