艶麗な夜華
静まり返る店内。


なにも言えないヤスに、


ため息をつく恭也。


ガチャ


タイミングよく?開いたドア。


そしてそこには愛華の姿。


「ん?なんか雰囲気悪くない?」


「なにしに来た」


愛華はふっと笑うとカウンターの真ん中に座る。



「それが客に言うセリフ?

ウチ程じゃないだろうけど、

此処もタクミの店の影響で暇かと思って、

売上協力に来たんだけど?」



やっぱり愛華のお店も……



「ロックでいいか?」


「うん!此処のお店で一番高いバーボンのねっ!」


「相変わらず下品な頼み方だ」



バーボンのロックを出すと、

それを一気に飲み干した愛華。



「ちょっと愛華!」


普通じゃない様子に焦るあたしを愛華は笑顔で見ると、


今度は恭也に目を向ける。


「ちょっとね、喉が渇いててね。


さっきまで警察署に行ってていろいろしゃべらされちゃって」



えっ?


顔をしかめる恭也。


「なんだその面倒そうな出来事は?」


「それがさぁ~ウチのスタッフがタクミのところのホストに手を出しちゃって。


障害事件ってやつ!」
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