艶麗な夜華
「沙希、俺だけど?」



「翔?」



「うん!」




鍵を開けドアを開くと、


そこには笑顔の翔。




「どうしたの?」



「あのさ、ちょっとお願いがあるんだけど、


お金貸してくれない?」



当たり前のように話す翔は、


会わなかった1ヶ月という期間をまるで感じさせない。




「はぁ?なに言ってるの?」




呆れるよりもなによりも、


こんな翔の事で、


1ヶ月間も辛い思いをしていたのかと思うと情けなくなる。



「それがさぁ、計算ミスってやつで、


賃料払う事考えないで買い付けしちゃって!


アハハハッ。まぁ、売ればすぐに金になるからさぁ、


とりあえず今月の賃料30万貸して欲しいだよね!」

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