艶麗な夜華
顔の前で手を合わせる翔。



「あたしの事振って、


19歳の女のところにいった癖に頼ってこないでよね!」



「いや、振ったつもりはないけど?


だって俺、沙希の事今でも好きだし!」



「もう意味わかんない!


とにかく30万なんてお金ないし、


いくらお願いされても無理だから!


じゃーね!」




玄関のドアを閉めようとするあたしの手を翔が止める。



「本当、頼むよ沙希!


たった3日振り込むの遅れているだけで、


ビルのオーナーってヤツが店にきてさぁ、


明日まで振り込まないと強制的に追い出すって言うんだよ!


あの店はさ、沙希と協力してオープンさせた店だし、


沙希だって店がなくなったら嫌だろ?」

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