いと。
愛の調子がこのところずっと良くないのはわかっていた。
父親が現れたと言っていた頃からだ。
俺と一緒の時以外はおそらくまともな食事をとっていなかっただろう。
ただでさえ食の細い彼女は普段でも栄養摂取量はギリギリで…、それを怠れば不調が出るのは当然だった。
そこに精神的にストレスがかかり、仕事の忙しさも手伝い本人が気づかないうちに………。
俺はずっと彼女を見てきて、十分その危険性をわかっていたし、こうなる前に防げたはずだ。
なのに……。
心底自分に腹がたつ。
駆けつけた病院で痛々しい姿を見て胸が抉られるようだった。
一瞬にして気遣ってやれなかった自分に強い怒りが湧き、それを表情に出すまいと振る舞った結果…
他人の心の機微には人一倍鋭く反応する彼女に、不安と罪悪感を与えてしまった。
「………愛。」
俺は何のためにそばにいるんだ。