いと。

「………はぁ。」

病院へ行くため、ベッドから這うように出て身支度をする。

カーテンを開けて窓を開けたら少しはスッキリするかなと思ったけど、遠心力で振り回されるようなめまいは収まらない。

食欲も相変わらずなかったけど、無理やりインスタントの野菜スープを半分流し込んだ。

気が重いのはめまいのせいか、傷が痛むせいか、昨日の薫とのやりとりのせいか…とにかく、だるさも重なり心も身体も鉛のようだった。


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