いと。
ソファに私を座らせるとキッチンへ立った薫。
そのままへたり込むように横になった私をちらりと確認すると、徐に小さな冷蔵庫を開けて深い溜息をついた。
「…はぁ。やっぱり。」
「……………。」
そうだった。見られてしまった。
食欲が落ちてた私の冷蔵庫は幾つかの調味料と野菜ジュースを残してほぼカラで、まともな食生活をしてなかったことは一目瞭然だった。
「………ごめんなさい。私、心配と迷惑ばっかりで……ホントにダメダメ。」
薫に背を向け、背もたれの方を向いて呟くように話す。
「………。」
「こんな姿、みっともなくて薫に……見られたくない。」
最後の方は、声が消え入りそうだった。
自己管理すらまともに出来ずにこんな風に薫の手を借りてしまった自分が、どうしようもなく恥ずかしかった。