いと。
「おはようござ…っと!薫さん!?
何してんですか。もうすぐ開店ですよ!?」
一枚の写真を見つめながら固まってしまっていた俺は雄太の声でやっと意識を現実に向けた。
「あ!? もうこんな時間か。悪い。すぐ準備するよ。」
座っていたカウンターを立ち上がり写真をポケットにしまうと支度のためバックヤードに入る。
「あれ?お客さん来たんですか?」
響いた雄太の声で思い出した。
カウンターには、結衣に出したアイスコーヒーのグラスがそのままだった。