いと。

「そんなに好き……か。」

遅いのを心配して様子を見に来て聞こえたのは、シャワーに紛れるようにすすり泣く声。

引き裂かれた愛しい名前を呼ぶ切なすぎる響きはオレの胸にも……刺さる。

声をかけることなく、オレは気づかれないように静かにその場を後にした。


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