いと。
パタパタと足音を立ててやってきた節子さんに気づき愛を解放すると、彼女は困惑した表情を見せながら自室に戻っていった。
「曜さま、おはようございます。奥様、昨日よりも調子がよろしいようですね。」
節子さんはいつも通り明るくてにこやかだ。そして決して詮索はしない。
「あぁ。思ったより回復が早いみたいで安心したよ。
だけど、できるだけ気を配ってやって。よろしく。」
そう言い残して彼女を託し、オレも自室に戻った。