いと。
…………やられた。
…………マジで。
思わずドキッとしてしまった。
まさか愛がオレの背中に手を回してくるなんて。
細い腕をいっぱいに伸ばし、添えるようにぴたりと背中に触れる手。
風呂上がりの火照りの残る身体。
無防備な濡れ髪。
愛しい気持ちが募る。
もっと彼女を愛し、愛されたいと願う気持ちが膨らむ。
どうか愛がオレのそばにいることを望んでくれますように。
彼女に選択を託した今、できるのはサンタを待つ子供みたいに祈ることだけだった。