いと。
それから毎日愛は、嫌がる顔一つせずテキパキと家事をこなしていた。
朝起きると準備されている朝食。
自然と出されるコーヒー。
洗濯機は慣れた手つきで操作して、掃除は隅までぬかりない。しかも楽しそうだ。
夕食を一緒にとることはなかなか難しかったけれど、それでも遅く帰っても栄養バランスのいいスープがいつでも用意されていた。
家政婦が常にいて掃除どころか料理もしたことがない自分の母を見て育ったオレとしてはそれはとても新鮮だった。
家庭的…といえばそれまでだけど、所々に感じる細やかさや気遣いは彼女に対するオレの想いを更に強くさせた。
……彼女を手放したくない。
ずっとそばにいて笑顔を守りたい。
幸せに…してやりたい。
多久島は……………
どんなに苦しかっただろうか。